感覚運動

運動感覚を満たす教材の紹介

障害児教育を仕事にして、40年経つ。2002年までは、自閉症・知的障害を併せ持つ子どもの、個別指導を主な仕事としていた。2003年から、知的な遅れのない発達障害と呼ばれる子どもたちの相談や支援の仕事が増えた。仕事の経過が...
教材づくりの順序

教材目録と 言語形成指導順序の紹介

人の行動理解と、言葉の発生の系譜については、梅津八三が語っている。当ブログの心理学から考える子どもの行動と教材 や、梅津八三の心理学「言語行動の系譜」 など、梅津の著書を参照されたい。子どもの心の理解については中野、木村...
梅津八三の心理学

文字と数の概念形成にかかわる心理学

これまで紹介してきた、梅津八三、中島、水口、中野、木村たちの「心理学的輔生法(梅津)」をまとめておこうと思う。子どもの行動から子どもの心理状態を理解する 子どもと係わる時、子どもの心理状態が、今どんな状態にあるかを見取る...
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梅津八三の心理学

子どもの得意な領域で付き合う方法

現勢の保障と得意な領域 病院の発達相談に、5歳、年長児のAさんが、ご両親とやってきた。私がベビーブックを持って待合室に迎えに行くと、Aさんはうなり気味に泣くように興奮していて、待合室に戻そうとするご両親の説得を振り払いな...
教材づくりの順序

ことば形成の方法 と ことば形成の教材

見本合わせ法で ことばを形成する 心理学者梅津八三は、人が生まれつき持っている行動について、生得的行動と述べた。言葉の発生も、生得的な仕組みである。梅津は生得的行動である言葉が渋滞している子どもに、見本合わせ法による言語...
梅津八三の心理学

梅津八三の心理学「言語行動の系譜」

梅津八三の「言語行動の系譜」 梅津八三の晩年の愛弟子である仙台の吉武氏が、梅津八三の著書『重複障害児との相互輔生行動体制と信号系活動』(東大出版会1997年)について、日本障害児教育実践学会誌で書評を述べている。書評で吉...
特別支援教育

子どもを一人の生活体として敬意をもって見つめる

アカシヤこどものへやの実践 梅津八三弟子の木村允彦先生が、幸子夫人とともに1984年から「アカシアこどものへや」を主催している。障害児教育を志す日本全国の沢山の先生方が、木村先生ご夫妻のアカシアこどものへやに宿泊し、ご夫...
教材づくりの順序

文字や数の系統性と指導の方法

初期学習・基礎教育 初期学習とは、梅津八三と共に、しげ子とただおについて、山梨県立盲学校で盲聾二重障害児の研究をした重複障害教育研究所の中島昭美(あきよし)が使った言葉である。初期学習とは、赤ちゃんが初めて物に触れるとこ...
梅津八三の心理学

心理学から考える子どもの行動と教材

子どもとかかわる時、理論を持たなくても、先人の教えを知らなくても、子どもの行動を理解できる天性の資質の方がいる。そうでない私は、どうしたら子どもの行動の意味が分かるか、子どもと楽しい時間を共有できるか 、かかわる時の理論...
特別支援教育とは

子どもへの共感とアプローチの方法

「子どもの世界への入り口」 中野尚彦の著書『障碍児心理学ものがたりー小さな秩序系の記録ーⅠ』明石書店 2006年 第1節:心理学について(17頁)によれば、「子どもたちの世界への入り口」が、「水道水の泡の話」(16~17...
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