初対面の子どもの行動理解と大人の構えかた

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教育仮設No.21 適宜、適切、適度な、助力(梅津八三)

保育園や学校参観及び通級指導教室のような場面で、初めて会う子どもと係わるとき、子どもの行動を理解する構えとして、6点ほど気をつけていることがある。

家庭で、家族が宿題を見るときにも、役立つ接し方だと思う。

矢印⇒以下に、心構えの詳細や具体例も書いた。

①人より物がわかりやすい、対人緊張があると理解する

⇒目が合わなくても、こちらから挨拶する。返事がなくても気にしない。

⇒70cmはパーソナルスペースだから、むやみに接近しない。

⇒不意に、身体に触らない。

⇒対面よりは、側面に並ぶ。

⇒子どもの発する音の真似をする、見ているものの名前を言ってみる、言葉の真似をする。

⇒少し離れてついていく、子どもがどうしようとしているのか、助けが必要な時に手を貸す。

⇒似ているおもちゃで、子どもの真似をして、同じように遊ぶ。

⇒子どもの表情に、飽きたな、という様子が見えた時、これもあるよと、用意しておいた別の物を提示する。

⇒愛着を望む子には、対面両手押し相撲・腕相撲・指相撲・100の力の握手・50の力の握手・0の力の握手(ありさんの握手)・100の力のしっぺ・50の力のしっぺ・などを教えることもある。

⇒腰痛のない先生は、子どもの行動切り換えや誘いに、おんぶもあり得る。

私は、40kgぐらいの子までおぶえる。

「おんぶするよ。行こう。」と背中を出すと、小学生は、自分で歩き出す子も多い。

②持ち物を話題にして、子どもの生活に共感する

⇒好きなものを身近に持っている子は、その持ち物から興味・関心・趣味を推測して、話題にすると共感を得やすい。『それ、好きなの?』『それ、マイブームかな?』

⇒誰かのお古なら『ものを大切に出来るね』、壊れて汚なかったら『直すのが私の趣味だから』と、セロテープやアロンアルファなどで修理して、一緒に綺麗にする。

③協調運動に不器用がある

⇒見るなら見る、書くなら書く、聞くなら聞く、一つのことしか出来ない、そういう苦労に共感する。「20歳過ぎると、今より器用になるよ」など。

⇒単一の行動になるようにする。『読むから見てね』『読むから聞いてね』『辿るから読んでね』『林檎が5、絵に描くね』『2食べちゃうと、を線で消すよ、身振りでやってね』など。

④困らせない

⇒わからないと意欲・集中が落ちる、うまくいくように手伝う。

⇒「適宜、適切、適度な助力(梅津八三)」

⇒正答教授法、答えを知るときに一番学ぶ。

⇒同時提示、比較照合、選択肢を与えて選ばせる。

⇒わかるとやる気が出る、出来ると嬉しい、出来ると素直になる。

⇒我々は「補助線(梅津)」、「歌舞伎の黒子(吉武清実)」うまくいくように助ける。

⑤認めて共感を示し、自信を持たせる

⇒「すごい、えらい」などと、持ち上げて、誉めなくてもいい。

⇒『書けたね』『読めたね』『考えたね』等、子どもの行動事実を言うだけで、子どもは認められたと感じる。

⇒したこと・やったことを、言ってやるだけでいい。

⇒『嬉しいよ』『ビックリした』などの対等な喜びを、アイ(私は)メッセージで伝える。

⑥こどもが間違えたときも、取り掛かりと解いた経過の、事実を認める

⇒『よく考えたね』『解いたね』『速いね』『近い!』『惜しいな』『先生が絵に描くね』『先生もやってみるね』

⇒一度書いたものは、間違いでも消したくない子には『解き方がもう1つあるかな?』『もう一度チャレンジ頼む』と言って、子どもの表情を見てから、大人が消してやる。

子どもにかかわる時の心構えとして、心理学者 梅津八三の4つの接近仮説「現勢の保障、共感と同行、確定域の拡大、新しい踏み出しをねらう」は、もちろん頭に入れておくといいが、上記も参考になれば幸いである。

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