教室へ登校しにくくなった時 教室以外の居場所を図に描いて見せる

通常学級や支援学級の教室に登校しにくくなった時も、学校内と学校外に、たくさんの居場所を作ることが可能です。

大人は、その場所の一つ一つについて、言葉だけでイメージすることができます。

子どもは、言葉で説明される場所のイメージが難しいので、脳の外に図に描いて見せます。

図にすると同時に比べられる

「どこから見学しようか、一緒に行ってみよう、一番はどれがいい?」と、選択肢を決めることで、踏み出しを誘います。

不登校や登校しぶりのように活動が落ち込んでいるときは、行動の起きやすさから考えます

まずは、家庭が安心できる確定域であることが、大事ですね。

昼夜逆転が起きるのは、登校したくないためと、登校をかされて家族に顔を合わせたくないからです。

ゲームを認める一方で、家庭のお手伝いを少しずつ、してもらってください。

登校を渋りがちな子どもを元気にする肯定的な言葉のかけ方

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三目並べ・トランプ・かるた・オセロ・人生ゲーム・将棋・囲碁など、対面でやる、目と手を使った、昔からのアナログゲームも、家族の会話やコミュニケーションを増やします。

大人は、程よいところで、負けてあげましょう。

一緒にすることや会話が増えれば、新しい居場所の提案についても、聞く耳を持ってくれます。

家庭の次に過ごしやすい場所、3つ目の場所、4つ目の場所と、居場所を広げていきましょう。

新しい居場所が確定域になると自信が増える

子どもが興味を示したら、一緒に見学に行ってみましょう。 

わざわざの見学よりも、買い物のついでに、ちょっと足を伸ばして「寄ってみよう」、という手もあります。

子どもが新しい居場所の見学に同行しない時も、保護者だけで行きます。

可能ならば、室内や座席および先生を撮影させてもらったり、「待っています」と言うメモをもらってきたりすると、良いと思います。

新しい場所で、自分をわかってくれる先生や指導員さん、好きな趣味が同じお友達との出会いがあると、そこが確定域になります。

手芸教室でも、絵画教室でも、スポーツ教室でも良いと思います。

自信と自己肯定感が増えれば、苦手な場所へも踏み出せる

学校以外の居場所で、夢中になれた活動の勢いに乗って、教室に登校してみるということが起きます。

週末の金曜から、あるいは(木)(金)から教室に行ってみる、というのはどうでしょうか。

教室への登校は、割合、学期区切りや、新学期にも、起きやすいです。

担任の先生の顔を見てこよう、新しいクラスのメンバーを見てこよう、と、始業式には行きやすいです。

子どもたちは結構、心機一転頑張ろうと、いつも思っています。

実行が伴わなくても、子どもの「そうできるといいなぁ」という気持ちを、信じてあげてください。

始業式の初日だけ行けたら、「行けたね」と喜ぶといいと思います。

したこと・できたこと・やったことを、言葉にして、一緒に共有するといいです。

親が自分をずっと信じ続けてくれた、それが学齢期を一緒に切り抜けるカギになります。

子どもの心をつかむには子どもに並んで子どもの心の共犯者になる―不登校の場合

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「何度でもチャレンジして良い」そう思って、家庭という基地づくりと、いくつもの居場所づくりを応援してください。

保護者のかたは、登校の心理戦に疲れたら、相談できるところ、愚痴をこぼせる相手に、話してくださいね。

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