野良猫クロちゃんの前足挙上の症状を改善するために試したこと

3月に入ってから、クロちゃんが前足をあげて立ち止まる姿を、見かけるようになりました。

床に降りた瞬間に、前足の片方を上げたままにしています。

移動する時の歩き方に大きな変化はないのですが、1年6ヶ月、これまでになかった姿です。

あれ、クロちゃん、前足をどうしたんだろう。

暖かくなったのに変だなぁ。

1.飛び降りた時に、足首を痛めたのか?

2.去年の花ちゃんと同様、寒さと冷えで足首の感覚がないのか?

3.爪が伸びすぎて、肉球に食い込んで痛いのか?

4.何かが、指や爪の間に挟まって痛いのか?

そんな4つの原因を、想像しました。

前足をあげている瞬間はなかなか撮影できませんでした

猫は、赤ちゃんや幼児と同様に、行動や心理を説明することができません。

こちらが、原因を推測するしかないのです。

クロちゃんを観察して、2番の「冷え」に対応することにしました。

ペットのこたつは電気掛け毛布と同じで上部だけが暖かい

人間のこたつもそうですが、ペットのこたつも、上部だけが電気の放熱で暖かいです。

2月、クロちゃんは大抵こたつに入って、お昼寝や夜寝をしていました。

気に入ってよかった。

クロちゃんがこたつで暖をとるようになった、と安心しました。

前足挙上の症状が現れてから、よく観察してみると、こたつの電気で、クロちゃんの背中は暖かいが、手足の方は自分で丸まって温めることしかできない様子です。

身体の下は暖房器具がない時の丸まっているクロちゃん

人間の、電気掛け毛布と同じ仕組みですね。

クロちゃんの身体の下にミニホットカーペットを入れてみる

そこで、クロちゃんがこたつにいないすきに、こたつの下に 30 W のミニホットカーペットを差し込んでみました。

コウデン ホットマット ミニ 40角

人間が使う、電気敷き毛布のイメージです。

暑すぎてもクロちゃんが使わなくなるので、ミニホットカーペットの上には、薄手のベビーケットではなく、厚手の N ウォームマットを敷きました。

変更してもクロちゃんは、すんなり入ってくれます。

するとクロちゃんは、丸まって寝るのではなく、待ってましたとばかりに、手足を伸ばしてのんびりとくつろいで寝る姿になりました。

ミニホットカーペットを敷いたら下からあったかいので手足を伸ばしたクロちゃん

そして翌日から、前足挙上の姿がなくなりました。

よかった。

手足を温めて眠ることができたのだ。

手足を暖めるよう、身体の下にミニホットカーペットを敷いてあげることに気づかずに、ごめんねクロちゃん。

クロちゃんも人間と同じに、電気掛け毛布だけでは手足を温めることができず、身体の下の電気敷き毛布が必要だったのでした。

自分も、電気掛け毛布より、電気敷き毛布が好きなのに、まったく思いつきませんでした。

寒い時はこたつの中で上下方向から温まって、昼間あったかくなるとこたつの上や、こたつの手前のNウォームマットでのんびりしています。

ペットのこたつの上で手足を温めているクロちゃん
こたつから出て、N ウォームのペットマットで、自分の身体の熱で手足を温めているクロちゃん

相手が説明しない「行動を読み取る」

また1つ、物言わぬクロちゃんから、どうすると、猫も暖かく過ごせるのか? 勉強になりました。

こうやってひとつひとつ、クロちゃんの行動から、推測できる方法を調整して、クロちゃんの暮らしを気持ちよくしたいと思っています。

これは子どもたちとの付き合いでも、家族との付き合いでも、同じですね。

人間には、ここにやりとり可能な「言葉」がありますが、猫との間でも、気持ちを説明できない子どもたちとの間でも、説明しない「行動を読み取る」ということが、関係づくりのポイントになると思います。

そして「行動を読み取る」ポイントを説明しているのが、梅津八三の心理学的行動図です。

猫との関係でも、人との関係でも、役立ちます。

子どもの行動を理解する梅津八三の「心理学的行動図」

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